今更聞けない！？　暗号資産ってなに？

暗号資産とは？

「わかりやすく」と言っておきながら

いきなり、堅苦しい文言になるけど

日本銀行のHPではこのように言っているよ。

「暗号資産（仮想通貨）」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。

(1）不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨（日本円や米国ドル等）と相互に交換できる

（2）電子的に記録され、移転できる

（3）法定通貨または法定通貨建ての資産（プリペイドカード等）ではない

暗号資産は、国家やその中央銀行によって発行された、法定通貨ではありません。

また、裏付け資産を持っていないことなどから、利用者の需給関係などのさまざまな要因によって、暗号資産の価格が大きく変動する傾向にある点には注意が必要です。

日本銀行ホームページから引用

円やドルのように国家・中央銀行で発行されたものではなく、紙幣や硬貨のような目に見える現物はないけれど

デジタル上で、お金としての性質を持っているものです。

つまり、暗号資産とは　れっきとした　お金なのです。

誤解されやすいですが、電子マネーなどは暗号資産と同じで目に見える実物はないですが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　法定通貨(円やドル)をデジタルに変換したものにすぎません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ですので、暗号資産とは全くの別物です。

仮想通貨とも呼ばれますが、同じものを指しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※令和2年5月1日より、法令上、金融庁にて「仮想通貨」は「暗号資産」に呼称変更されています。

暗号資産の仕組み

特徴として、以下があげられます。

• 中央管理者がいない(非中央集権制度)。なので、発行元が存在しない。
• 記録、管理にブロックチェーン技術を利用している。

普通のお金は法定通貨なので国・銀行が管理しています。

しかし、暗号資産は国・銀行など特定の管理者がいない「非中央集権制度」なので

ブロックチェーン技術を利用し、資産の記録・管理をしています。

ブロックチェーン技術とは？

ブロックチェーン技術とは、個人的解釈でわかりやすく言えば

「過去全ての取引記録(ブロック)を複数連結(チェーン)させ、その取引内容を複数の人が持って管理する」

です。

常に最新の取引内容が同期される「分散型台帳」。

取引記録を複数の人が持っている為、データの改ざんを行おうとしても

無数の繋がっている、すべての台帳を改ざんしなくてはならなくなるので

改ざんは極めて困難です。

つまり、ブロックチェーン技術を利用した暗号資産は安全と言えます。

大本の管理技術としては安全ですが、法定通貨等のネットバンク同様、個人のパスワード管理には細心の注意が必要です！！　　　　　　　　　　　　　　個人のミスでパスワードが流出してしまえば元も子もありません。

堅苦しくなりますが、日本ブロックチェーン協会では下記のように定義されています。

定義1

ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。

定義2

電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。

日本ブロックチェーン協会ホームページから引用

暗号資産のリスク

ただし、注意が必要なのが

国家・中央銀行で発行されていないということは

その価値の裏付けがありません。ですので、暗号資産の需要と供給の差で価格が乱高下します。

特に暗号資産が認知されてからまだまだ日が浅い為、外部要因などの影響で安定しない日々が続いています。

(ドル/円もそれぞれ円安/ドル高,、円高/ドル安と価値が変わりますが、暗号資産はその比ではありません。)

暗号資産に興味があるからと言って、一括で購入するのは避けましょう。

代表的な暗号資産

• ビットコイン
• アルトコイン(イーサリアム、リップル、ポリゴンetc.)

ビットコイン

「暗号資産なんて聞いたことない」と言う人でも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか？

暗号資産＝ビットコイン(BTC)と勘違いされている方もいるかもしれないくらい有名な暗号資産です。

• 時価総額がダントツの一位
• 海外はもちろんのこと日本でも決済手段として一部のお店で使用可能
• 南米の国　エルサルバドルが国の法定通貨として採用している。

アルトコイン

ビットコイン以外の暗号資産の総称のことをアルトコインと言います。

代表的なアルトコインはイーサリアム(ETH)です。

まとめ

暗号資産とは法定通貨と仕組みが違うが、ブロックチェーン技術を利用した

れっきとしたお金です。

この記事を読んで暗号資産に興味を持たれた方、

まだまだ外的要因で価値が乱高下するので、個人のリスク許容範囲で

一括投資はせず、コツコツ購入していきましょう。

僕もコツコツ購入してます！！

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